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『RUSSIAN LULLABY』ウラジミール・シャフラノフ・トリオ(ジャズCD)澤野工房
< ショップコメント > 最高のシャフラノフで最高の時間を!てんこもり。シャフラノフの新作を聴いて最初に浮かんだ言葉だ。なんたって選曲がスゴイ。ロジャース=ハートにI・バーリン、ジョビンにH・シルヴゼにB・パウエル、あげくはショパン。スタンダードにジャズ・オリジナルにクラシック。そのどれもこれもが名曲揃いと来たもんだ。しかし、それが見え見えの「名曲大全集」ではなく、かなり渋いところでまとめられているのが憎い。また、そういう行きかたというのが彼のイメージとぴったりくるのも事実だ。ひどくへんな譬えだけど、シャフラノフのピアノには鼻歌みたいなところがある。気軽で心地よくて、いい意味で力が入っていなくて。そう言えば、ヴィレ、ビーストとのトリプル・ビルで初来日コンサートを開いたときも、「役者が違う」風情で見事なまでのマイペースを感じさせてくれたものだ。ジャズ演奏をCookingと称するけれど、全く良い料理人がいたものだ、と思う。Movin' Vova、Portrait in Musicとクォリティの高い作品が続いたが、敢えて言えば少し地味なところがあった(実はそこも良いのだが)。今回はそれを補ってあまりある華やかさ(哀愁とか、静けさすら)に満ちている。本作の登場を待っていた人は多いだろうが、間違いなく期待以上の仕上がりを保証させてもらおう。美しいメロディに縁取られた快適すぎるスウィング&グルーヴ。これぞあなたのシャフラノフだ。Text by北見柊..... |