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シャトー・ディケム[1986]
< ショップコメント > Chateau d'Yquem 1986フランス・ボルドー・ソーテルヌ白・甘口★パーカーポイント:98点(最終試飲年月:2002年12月)ほとんど16歳近くになって、ようやくいくらか第2次成長が見られるようになったきた。中程度の黄金色をしており、ゴージャスなノーズはヴァニラビーンズと混ざり合った甘い蜂蜜にどっぷり浸したアンズ、モモ、ヘーゼルナッツを思わせる。とても豪勢で、フルボディ。酸の下地は良好で、大量の貴腐が感じられる。相当な甘さがあり、これまたフィニッシュはゆうに60秒を越す。輝かしいワインだ。1988年と比較すると誰が見てもわかるほど、複雑な輪郭のはっきりしたものではないし、1990年や1989年ほど派手でもないが、威厳や力強さ、芳醇さ、途方もない昇進能力は感じられる。いまだに非常に若い。ちょうど青年期に近づきつつあるところだ。予想される飲み頃:現在〜2050年〜ボルドー第4判ロバート・M・パーカー・Jr著より〜品種セミヨン80%、ソーヴィニョン・ブラン20% アペラシオンソーテルヌソーテルヌ地方の中心部に位置するディケムは、たくさんの第一級シャトーに囲まれた畑を見下ろ小さい丘の頂きに雄大に広がっている。ディケムの偉大さには、いくつかの要因がある。第一に、独自の微気候を伴う完ぺきな立地条件第二にリュル・サリュース家は、97kmにも及ぶパイプを 用いた精巧な排水システムを設置したこと第三に経済的な損失やトラブルを恐れず、もっとも良質なワインだけを生産しようという狂信的とも言える執念が存在することディケムでは、1本のブドウの木からたったグラス1杯のワインしかつくらないと誇らしげに語られる。150人ものひとによって、6週間から8週間かけ4回の時期に分けてブドウが完全に成熟するのを待って、ひとつひとつ手摘みされる貴腐ブドウは、不向きとされる年にはワインを生産しない年もある。 ワインは、新樽の中で3年以上かけて熟成され、全収量の20%が蒸発により失われる。 瓶摘めは、最良の樽からだけ厳しく選別され、1980年、1976年、1975年といった秀逸な年には、20%が排除された。1979年のような困難な年には、60%のワインがはずされた。1978年のような手に負えないヴィンテージでは、85%のワインがディケムとして売るのにふさわしくないと判断された。これほど厳しい選別をしているシャトーは、他にはない。芳醇さを失わない為、ろ過処理は行われない。 ディケムのワインは、リッチでふくよかで甘い。 最高の飲み頃になるには15年から20年はかかる。偉大なヴィンテージは、50年あるいは75年以上たっても、新鮮な芳醇さを備え続けているだろう。 〜ボルドー第4判ロバート・M・パーカー・Jr著より〜..... |